金魚JAM
日本の着物は美しい。
それをまとった時の 襟足や裾からほんの少しだけ見える肌に 独特な官能美があります。
少しだけ動くのに不自由になる「着物」を着ると自然と身につく立ち振る舞いと心と身体が忘れそうになっていた 日本の女性の不思議な部分を取り戻します。
金魚JAMの女性デュエットは、この「着物」をスタジオで3年間着続けました。
「着物」の帯をほどいた彼女達は「能」のすり足のような歩き方から突然、相手に駆け上り相手を空間に投げ絡みつきそして川のように流れていきました。
古武術からヒントを得た 女性同士のリフトは「あうん」の呼吸で当たり前のように連続され、振付家は冷静にそれを作品として形つけていく。
この連携が金魚JAMです。
衣装:中島美保子